7月の台湾はマンゴーの季節。とりわけ、台南市玉井はマンゴーの産地として有名。台北から友人夫妻が来たので、一緒に玉井へ行ってきた。台南駅からバス(緑幹線)に乗って1時間半くらい。バスターミナルから出たところにあるロータリーには蒋介石の銅像がつい最近まであったはずなのだが(かつては台湾各地の町の中心部には必ずと言っていいほど蒋介石像が立てられていた)、今日見たらなくなっている。「永懐領袖」の四文字が刻まれた台座のみ寂しくたたずんでいた。


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  中心部の街並みは、日本統治時代の建物も残った老街となっている。


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  玉井の街中にある北極殿。玄天上帝を祀神としているが、裏手には観音様も祀られていて、道教と仏教が混淆しているようだ。康熙年間に建立されたとされているから、かなり古い。ここは境内に亀がたくさんいることで有名。


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  玉井の青果市場。今年はマンゴーが豊作らしい。一言でマンゴーといっても種類が色々とあって、ぶらぶら見ているだけでも楽しい。ここでは基本的に箱買い、籠買いとなるので、私は買わなかった。



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  玉井の農会にある包装工場。ここでもマンゴーが買える。私はドライマンゴー(芒果乾)を買った。ドライマンゴーなら保存がきくので。加糖と不加糖とがあって、両方とも買ってみたが、不加糖の方は保存期間がやや短くて3か月くらい、加糖なら一年間くらいもつ。


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  プラスチックケースで組み立てた「玉井」の文字。こってますね。


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  農会の食堂でマンゴーかき氷を食べて、脇の売店でマンゴー・ソフトクリームも。おいしい。玉井では「有間氷店」が有名だが、後で台湾人の友人から「阿月が一番うまいぞ!」と教えてもらったので、次に行く機会があったら試してみたい。



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  ソフトクリームを食べながら、おしゃべり。同行した友人(日本人)もやはり台湾史を専門としているので、「最近、ここへ来る日本人観光客も増えたよね。でも、西来庵事件とか知らないんだろうな。複雑な気分。」「まあ、罪滅ぼしで、お金おとしていくってことで」という感じに。